「やっと融資が下りた!これで一安心だ」
…と思った社長ほど、落とし穴にハマりやすいのです。
実は、銀行がよく見ているのは『融資の後』の行動。
たった一つのNG行動が、次の融資を遠ざける原因になることもあります。
今回は、銀行からの信頼を失わないために、絶対にやってはいけない5つの行動を紹介します。
① 延滞(返済遅れ)
「うっかり」でも、「資金が足りなくて」でも、返済遅れはアウト。
特に、月末の返済で月をまたぐ延滞は、銀行が嫌がる代表例です。
✅返済用口座の残高チェック
✅返済日は入金後すぐの日を選ぶ
これだけでも、回避できます。
② 資金使途違反
「設備資金」で借りたのに、運転資金に使う。
たとえるなら、子どもに「参考書代」と渡したお金でマンガを買われたようなもの。
銀行にとっては裏切り行為で、最悪の場合、一括返済や今後の融資NGに。
③ 会社から個人への資金流出
社長が借りた会社のお金を、飲み代や個人ローン返済に使ってしまう――これは②よりもタチが悪いです。
銀行にバレれば、信頼失墜は避けられません。
④ 他行への返済に使う
金利が安いからと、B銀行から借りてA銀行の返済に充てる。
A銀行にとっては“裏切り”です。
「また裏切られるかも」と思われ、次の融資は通らなくなります。
⑤ 嘘の報告・粉飾決算
調子が悪くても、それを隠したくなる気持ちはわかります。
でも、嘘をついてはいけません。
大事なのは、悪化の理由と対策を説明できること。
誠実に報告する会社こそ、「立ち直る力がある」と見てもらえます。
逆に、粉飾決算(嘘の数字で決算書を作る)は犯罪です。
絶対にしてはいけません。
おわりに
銀行融資はゴールではなくスタート。
お金を借りた後の行動次第で、次の融資がスムーズになるか、閉ざされるかが決まります。
小さな油断が、大きな信用の損失につながらないように。
信頼は、一緒に築いていくものです。
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