~社長が知っておきたい、銀行の見方とは~
「うちより売上が低いのに、あの会社は融資が通ったらしい…」
そんな話を聞いてモヤモヤした経験はありませんか?
実は、銀行は会社の数字だけでなく「業種そのもの」も見て融資判断をしています。
銀行が見ているのは「業種の安定性」
銀行は、貸したお金が返ってくるかを最重要視します。
その判断には、「この業種は今後も安定して利益が出そうか」という視点が含まれています。
◎ 融資に強い業種の特徴
以下のような業種は、比較的審査が通りやすいとされています。
- 医療・介護・福祉:高齢化で安定需要。保険制度で収入が読める。
- インフラ関連:電気・ガス・通信など、景気に左右されにくい。
- 食品・物流・スーパー等:生活必需品は安定需要。コロナ禍でも評価UP。
- 教育・保育:共働き家庭の増加でニーズ拡大。
- 不動産賃貸:家賃収入+不動産担保で評価されやすい。
△ 融資で慎重に見られる業種
一方、次のような業種は、経済変動の影響を受けやすいため、慎重な審査になります。
- 飲食・宿泊:コロナで業界全体の信用が低下。利益率も低め。
- 建設(特に小規模):下請け依存、景気や元請けに左右されがち。
- アパレル・小売:流行や天候に影響され、在庫リスクも高い。
- 創業間もないIT・ベンチャー:将来性はあるが、実績不足で不安視されやすい。
「弱い業種」でも融資を受ける方法
業種だけで融資が決まるわけではありません。以下の工夫で銀行の評価は大きく変わります。
- 数字で説明できる社長になること
→ 財務や資金繰りの説明は「税理士任せ」ではNGです。 - 経営計画を見せること
→ 「売上が落ちたときにどうするか」まで見せられると信頼されます。 - 自己資金・担保・保証の用意
→ 銀行は「覚悟」を見ています。資金を入れる姿勢も評価されます。
最後に:業種は不利でも「経営次第で評価は変わる」
銀行が見ているのは「この業種だからダメ」ではなく、「この会社なら返してくれるか」。
業種による評価差はたしかにありますが、経営内容・社長の姿勢・説明力で覆せるのです。
あなたの会社の「信頼」は、社長自身が作るものです。
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