~出せば信頼アップ!社長の常識力が試される~
銀行に「決算書を出してください」と言われたとき、「貸借対照表と損益計算書だけでいいのかな?」と思ったことはありませんか?
実は銀行員が言う「決算書一式」には、もっと多くの資料が含まれています。
これを知っているだけで、社長としての信頼感がグッと高まります。
銀行員が求める決算書一式とは?
最低限、以下の6点は用意しておきましょう。
①決算報告書
貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書、株主資本等変動計算書、個別注記表
②法人税別表一~十六
③税務署の受付印(または電子申告の受付メール)
④勘定科目内訳明細書
預金・売掛金・借入金などの詳細が分かる書類
⑤固定資産台帳(減価償却明細書)
設備の新旧が分かるため、銀行側で設備資金の融資要否が判断できる
⑥法人事業概況説明書
会社の事業内容や業種、従業員数などの概要を記載
なぜこれだけ必要なのか?
銀行は融資先に「貸したお金がちゃんと返ってくるか」を確認するため、決算内容を毎年チェックします。
特に、決算期の2か月後(法人税の納付期限)には、決算書一式の提出を求められるのが通例です。
また、新規融資でなくても、借入がある会社には毎年提出が必要です。
決算書は悪くても提出すべき!
「悪い内容だから見せたくない」と思うかもしれませんが、それは逆効果。
改善の姿勢を示すことが大切です。
逆に、良い内容なのに出さないと、「何か隠してるのかな?」と疑われることも。
そもそも銀行との契約(銀行取引約定書)では、決算書の提出義務があるため、出さないと信用低下や融資回収の対象になる可能性もあります。
粉飾やごまかしはNG!
決算書の内容を小手先でいじっても、銀行員にはすぐに見抜かれます。
ごまかしがバレると、その後の融資も打ち切られることがあるので絶対にやめましょう。
まとめ
決算書は「貸借対照表と損益計算書だけ」ではありません。決算書一式をきちんと提出することで、社長としての信頼度が一段アップします。
「この社長は分かってるな」と思わせるために、ぜひ今回の6点セットを意識しておきましょう!
ご相談はこちらから
「銀行融資、どうしたら良いのか分からない」「うちは融資が受けられるんだろうか」とお悩みの方、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
ご質問もお受けいたします。
下記リンク先よりご連絡をいただければ、速やかにお返事をさせていただきます。
