行政書士会の新入会員説明会に参加し、ベテランの先生から学んだ「開業初期の工夫」と「お客様が本当に士業に求めるもの」についてまとめました。
はじめに
先日、行政書士会の新入会員説明会に出席しました。
制度や手続きに関する説明のほか、ベテランの先生から開業当初の体験談が語られ、とても印象的でした。
今回は、その学びを整理してお伝えします。
ベテラン行政書士の開業当初の工夫
ある先生は、開業当初のリアルな経験をこう語っていました。
- 開業してもしばらくはお客様ゼロ。家でぶらぶらしていたこともあった。
- そこで「一日中事務所にこもらない」と決め、毎日アポイントを入れ、1日3人は必ず人に会うことを徹底。
- 最初の2~3年間は、とにかく接点づくりを最優先にした。
- 日中は外回りに時間を割き、事務作業は夕方から夜に行った。
- 無料相談会に積極的に参加し、お客様の悩みや愚痴に耳を傾ける中で、業務につながったケースも多かった。
- 市内の銀行すべてに預金口座を開設し、窓口で顔を覚えてもらうことから関係づくりを始めた。
一つひとつは地道ですが、「人に会う」「接点を増やす」という姿勢が、開業期を乗り越える力になったのだと感じました。
印象に残った一言
さらに胸に響いたのは、次の言葉です。
「お客様は知識の量で依頼を決めているわけではない。大切なのは“本当にこの人に頼めるか”と感じてもらえるかどうか。」
士業にとって、知識をひけらかすことよりも、お客様が安心して任せられるかどうかが重要。
言葉数は少なくても、要点を突いた一言こそが信頼を生む——まさに本質を突いた指摘でした。
まとめ|学びを明日からの業務に活かす
今回の説明会での学びを通じて、私自身も「知識を伝えること」以上に「信頼される存在であること」を意識していきたいと強く感じました。
お客様が「この人なら任せられる」と思えるように、言葉選びや接し方を大切にしながら、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
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