銀行が企業を見るとき、最も重視するのは貸借対照表(B/S)です。
損益計算書(P/L)が「今年の成績」だとすれば、B/Sは「これまでの蓄積」。つまり、企業の安全性や体力を測るものです。
左側(借方):お金の使い道

【流動資産】
- 現金・預金:月商の3ヶ月分以上が目安。2ヶ月以下は資金繰り注意、1ヶ月分以下は倒産リスクも。
- 売掛金・受取手形:月商の1~1.5ヶ月分が適正。多すぎると回収不能のリスクあり。
- 在庫(棚卸資産):多すぎるとキャッシュが寝る。在庫回転期間を確認し、業界平均と比較。
【固定資産】
- 機械や建物など。減価償却が適正にされているかを見られる。銀行は自ら台帳で評価するので、ごまかしは利かない。
右側(貸方):お金の集め方

【自己資本】
- ここがマイナスなら「債務超過」。貸したお金が返ってこないリスクが高いため、最初にチェックされる部分です。
【流動負債】
- 買掛金・支払手形が多すぎないか。仕入債務回転期間(通常40日以内)を見られます。
【固定負債】
- 長期借入金など。
- B/Sの安定性を示す指標「固定長期適合率(固定資産 vs 自己資本+固定負債の割合を示す数値)」が100%以下なら健全、80%以下ならなお良い。
理想のバランスは「▽△」型

- 左側(借方):上が小さく下が大きい▽型(=現金が多く、資金がうまく使われている)
- 右側(貸方):上が大きく下が小さい△型(=安定した資金で資産が形成されている)
理想の貸借対照表は、左が効率的な資産運用、右が安定した資金調達を示す「▽△型」。
特に、自己資本がプラス(資産超過)で、現金が潤沢にある状態が健全な経営です。
黒字でも倒産する企業は少なくありません。
資金繰りに余裕を持つには、借りられるうちに資金を確保しておくことが経営の安定につながります。
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