こんにちは。中小企業財務コンサルを専門としております行政書士、1級FP技能士、銀行融資診断士®の本間です。
今回は、「壊れた家電なのにお金をもらえるなんて本当?」と私自身が驚いたオフハウスでの体験をもとに、その仕組みを調べてみました。
そこから中小企業が学べるヒントについても考えてみたいと思います。
ルンバを持ち込んだら「処分品100円」
先日、我が家のルンバが故障しました。
修理も高くつきそうだし、もう動かないので「ジャンク扱いで引き取ってもらえれば十分」と思い、オフハウスに持ち込みました。
すると店員さんから言われたのは、
「動作確認ができないので処分品扱いで100円での買取になります」
という言葉。
「え、壊れているのにお金をもらえるの?」と驚きました。
普通なら粗大ごみとして処分料を払って捨てるものです。なのに、オフハウスでは現金100円。
なぜそんなことができるのか?気になって調べてみました。
調べてみたら分かった!100円の正体
結論から言うと、この100円は「仕入れ代金」ではなく「お客様に持ち込みを促すためのインセンティブ」でした。
- 無料引取だけなら「捨てればいいや」となる
- たとえ100円でも「得した」と思わせられる
- その小さな動機付けが大量の商品を呼び込む
つまり、オフハウスにとっての100円は「損」ではなく「投資」なのです。
私が疑問に思って調べたこと
実際に調べる中で、「なるほど」と思ったポイントを整理してみます。
1. 壊れた家電でも本当に買い取ってくれるの?
答えは「場合による」ですが、処分品扱いで100円になるケースがあります。
全部が対象ではありませんが、「持ち込んでくれること自体に価値がある」ため、壊れた品でも引き取り対象になるのです。
2. お店は本当に損をしないの?
一見損のように見えますが、持ち込まれた商品の一部は店頭で再販売できます。
また古着や雑貨は海外に輸出され、さらに資源はリサイクル業者に売却されます。
つまり「複数の出口」があるので、全体では黒字になります。
3. なぜわざわざ100円払う必要があるの?
人の心理は「タダ」より「少しでもお金になる」の方が動くからです。
100円というわずかな金額が、「捨てるくらいなら持っていこう」という行動を生みます。
商品は3つの出口で収益化される
オフハウスが集めた商品は、大きく3つのルートでお金に変わります。
- 店頭販売
清掃・補修して再販売。数百円〜数千円の商品が利益の柱。
- 海外リユース・リサイクル業者へ
国内では売れなくても海外では需要がある。古着や雑貨は特にコンテナ輸出される。
- 廃棄
ごく一部は廃棄。ただし全体の割合は小さい。
100円で仕入れた商品の中にひとつでも「数千円で売れる品」が混じっていれば、全体で十分に黒字化できるのです。
一見「損」でも全体では「得」
オフハウスのモデルは「損して得取れ」の典型です。
- 大量の商品が集まる(安定仕入れ)
- 廃棄コストを削減できる
- 持ち込み客がついでに購入する集客効果
これらを合わせれば、100円を渡しても十分におつりがくるのです。
中小企業が学べるポイント
オフハウスの仕組みから、中小企業経営に応用できるヒントは少なくありません。
① 小さなインセンティブで顧客を動かす
わずか100円でも行動が変わる。中小企業でも「無料診断」「初回お試し」などの仕掛けが有効です。
② 部分損益より全体利益を重視する
単体取引では赤字でも、全体の利益構造で黒字ならOK。
経営も「トータルで儲かるか」を基準に考えることが大切です。
③ 複数の出口を確保する
オフハウスが「販売・輸出・リサイクル」と出口を分けているように、自社も販路や商品展開を多角化することがリスク分散につながります。
④ 価値がないと思える資源を掘り起こす
「壊れたルンバ=ゴミ」と考えるのは早計。実は部品や素材に価値があります。
これは在庫、人材、情報資産にも当てはまります。眠っている資源をどう活かすかがカギです。
まとめ
壊れたルンバを持ち込んだら100円で買い取ってもらえた。
調べてみたら、オフハウスは「部分で損しても全体で得を取る」仕組みを持っていました。
中小企業経営でも同じです。
- 顧客の行動を変える小さなインセンティブ
- 全体最適で考える利益構造
- 出口の多様化
- 眠れる資源を価値に変える発想
オフハウスの100円買取は、まさに「経営のヒントの宝庫」でした。
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