新規客を集めるよりもリピーターを育てる方が利益率は高まります。
本記事ではBtoCビジネスでリピーターを獲得する具体的な施策を整理しました。
中小企業や個人事業主でもすぐ実践できる方法を紹介します。
はじめに
こんにちは。財務コンサルタント・行政書士・1級FP技能士・銀行融資診断士®の本間です。
BtoCビジネスにおいて、多くの経営者が頭を悩ませるのが「顧客の継続利用」、いわゆるリピーター獲得です。
一般に「新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍」と言われます。
新規集客に広告を投じても、すぐに離れてしまえば利益は残りません。
逆に、リピーターが増えると安定した売上が見込め、利益率も高まります。
本記事では、中小企業や店舗経営者が今すぐ実践できる「BtoCリピーター獲得の具体策」を整理します。
リピーターが重要な理由
・売上の安定化
定期的に来店・購入する顧客がいれば、売上の見通しが立ちやすい。
・利益率の向上
リピーターは価格よりも信頼や体験で選ぶため、値引き競争に巻き込まれにくい。
・口コミ拡散
満足した顧客は友人や家族に紹介してくれる。広告よりも強力な営業マンになる。
実際、リピーターが売上全体の2割を占めるだけで、企業利益の8割を生み出すとも言われています。
リピーターを生むための基本姿勢
顧客体験を最優先に
商品やサービスの質はもちろん、接客態度やアフターフォローの印象が次回利用を左右します。
飲食店であれば「料理がおいしい」だけでなく「店員の笑顔」や「居心地の良さ」も重要。
信頼関係の構築
約束通りの納期・品質を守ることは最低限。
さらに「期待を少し上回る対応」が信頼を深めます。
美容室で仕上がり後にスタイリング方法を丁寧に教えるなど、小さな工夫が差になります。
具体的なリピーター獲得施策
・ポイントカード・会員制度
単なる割引ではなく「楽しみ」を演出しましょう。
例:カフェで「5回来店でオリジナルマグをプレゼント」。
・購入履歴を活かしたフォロー
顧客が何を買ったかを把握し、誕生日や記念日にクーポンを送る。
化粧品店なら「そろそろ買い替え時期ですね」とメールを送るだけで再購入につながります。
・定期購入・サブスクモデル
食品や日用品では「定期購入」、フィットネスやエステでは「月額会員制」。
解約しにくい仕組みを整えると安定収入になります。
・顧客参加型イベント
料理教室・ワークショップ・会員限定セールなど、顧客が体験できる場をつくる。
体験はSNSで拡散され、新規顧客の呼び込みにもつながります。
・SNSでの継続的なコミュニケーション
InstagramやLINE公式アカウントは「商品を売る場」ではなく「顧客と会話する場」。
日常に役立つ情報や裏話を発信すると、親近感が高まります。
・クレーム対応の徹底
不満を持った顧客は放置すると離れますが、丁寧に対応すれば「信頼できる店」と認識され、むしろ熱心なリピーターになることもあります。
業種別の工夫
・飲食業
季節限定メニューや常連客だけの裏メニューを提供。来店動機をつくる。
・小売業
購入履歴をもとに「あなたにおすすめの商品」をDMやLINEで案内。
・美容・健康サービス
来店後のフォローを徹底。「前回の髪型は扱いやすかったですか?」と確認メールを送る。
・観光・宿泊業
「常連客限定の体験ツアー」や「次回宿泊割引よりも、オーナーとの特別ディナー」など体験型の特典が効果的。
データ活用の重要性
リピーター戦略は感覚ではなくデータで進めるべきです。
来店頻度、購入単価、解約率を把握すれば「どの施策が効果的か」が明確になります。
たとえばPOSレジや顧客管理アプリを導入し、リピーター率を月次でチェックすれば改善点が見えてきます。
小規模店舗でも無料ツールやExcelで十分対応可能です。
リピーター獲得でよくある失敗
- 値引きに頼りすぎて利益を削る
- SNS発信が一方的で売り込み感が強すぎる
- 顧客情報を集めても活用せず放置してしまう
重要なのは「顧客がまた利用したくなる理由」を積み重ねることです。
価格以外の魅力を磨くことが長期的な成功につながります。
まとめ
BtoCでリピーターを獲得するには、単なる値引きやキャンペーンだけでは不十分です。
- 顧客体験を大切にする
- 信頼関係を築く
- データを活かし施策を検証する
この3つを軸に「また利用したい」と思わせる仕組みをつくることが成功のカギです。
新規集客に苦労している経営者こそ、まずは既存顧客のリピート率を高めるところから始めてみてください。
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