SWOT分析とは
SWOT分析とは、自社を取り巻く内部要因(「強み」「弱み」)と外部環境(「機会」「脅威」)を現状分析するための手法です。
| 内部要因 外部環境 | SWOT | 説明 |
|---|---|---|
| 内部要因 | 「強み」Strength | ターゲットと比較して自社にとっての経営資源や武器 |
| 「弱み」Weakness | ターゲットと比較して活かせる経営資源が圧倒的に不足している状態 | |
| 外部環境 | 「機会」Opportunity | 可能性のあるカテゴリーや伸びしろ |
| 「脅威」Threat | 自助努力ではいかんともし難いもの |
<例>
S⇒「●●に対し強いパイプがある」「独自の仕入ルートの確保が可能」
W⇒「資金力不足に伴うチャンスロス」「東北地方への販売チャネルがない」
O⇒「市場の流行り廃りを細かく把握し続けることが大事」「海外販路の紹介を受け対応」
T⇒「人口減に伴う流通量の減少」「輸送コストの値上がり」
SWOT分析の必要性
企業の本当の価値は決算書(定量評価)だけでは把握出来ません。ローカルベンチマークの非財務情報やSWOT分析を用いた定性面の把握は、銀行融資のためだけではなく、企業自身にとっても大変有効です。
多くの中小企業は、自社の「強み」に気付いていないか、逆に「強み」と思っている点が他社に対するアドバンテージにはなっていないケースもあります。その結果、業績が思うように上がらなかったり、経営資源を無駄に使ってしまいます。自社の「強み」(単に得意分野ということではなく、ターゲットとの比較で)や、外部環境に対する「機会」(可能性のあるカテゴリー)、「脅威」(いかんともし難いもの)を正確に把握出来れば、無駄がなく効果的な戦略が立てられます。
SWOTクロス分析
SWOT分析をマトリックスに落とし込み、組み合わせから戦略を立案する手法を、SWOTクロス分析と言います。戦略が具体的な内容であるほど、数値に根拠が得られ、損益計画が根拠のあるものになります。
| 内部要因 | |||
| 強み Strength | 弱み Weakness | ||
| 外部 環境 | 機会 Opportunity | ①積極戦略 | ③改善戦略 |
| 脅威 Threat | ②差別化戦略 | ④縮小撤退戦略 | |
「自社の強みS」×「自社にとっての機会O」⇒①積極戦略
自社の強みを生かして更に伸ばしていく対策、または積極的に投資や人材配置をして他社との競合で優位に立つ戦略。
「自社の強みS」×「自社にとっての脅威T」⇒②差別化戦略
自社の強みを生かして、脅威をチャンスに変えるには何をどうすべきか。
「自社の弱みW」×「自社にとっての機会O」⇒③改善戦略
自社の弱みを克服して、事業機会やチャンスの波に乗るには何をすべきか。
「自社の弱みW」×「自社にとっての脅威T」⇒④縮小撤退戦略
自社の弱みが致命傷にならないようにするにはどうすべきか。またはこれ以上傷口を広げないために撤退縮小する対策は何か。
<例>
①積極戦略⇒「サイト閲覧者を逃さないために●●円分のポイント付与を行う」
②差別化戦略⇒「値下げ合戦対策として、広告宣伝費を●万円増加し、自社サイトでの直販力を強化」
③改善戦略⇒「自社サイトの直販力を強化するため、DX部門に人員を●名追加」
④縮小撤退戦略⇒「流行の変化が早いため、通年商品の扱いを控える」
SWOTクロス分析の後は
SWOTクロス分析により「戦略立案」を行った後、戦略を具体的な「戦術」に落とし込みます。「戦術」とは、「戦略」を深堀りして細分化したもので、何をすべきかがより明確化されます。
さらに「戦術」を数値化して「損益計画」を作成、その計画値を実現するための「アクションプラン」を立てるところまでが、一連の「経営計画書」の作成プロセスになります。
「アクションプラン」があることで、経営計画がより具体的なものとなり、机上の空論ではなく、実施が伴う意味のあるものになります。
<例>
【戦略】サイト閲覧者を逃さないために●●円のポイントバックを行う
↓
【戦術】SNSを活用しサイトの認知度アップを狙う
↓
【損益計画】月販300万円
↓
【アクションプラン】サイトの企画に応じたセール等の販促を継続的に行う
↓
【モニタリング】計画が予定どおり実行されているかを確認
ご相談はこちらから
「銀行融資、どうしたら良いのか分からない」「うちは融資が受けられるんだろうか」とお悩みの方、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
ご質問もお受けいたします。
下記リンク先よりご連絡をいただければ、速やかにお返事をさせていただきます。