こんにちは。中小企業財務コンサルを専門としております行政書士、1級FP技能士、銀行融資診断士®の本間です。
政治家・鈴木宗男さんは、講演やインタビューでこう語っています。
「目に見えない力により生かされた。しっかり働きたい」。
ここでいう「目に見えない力」とは何でしょうか。
それは、運やご縁、支えてくれた人の思い、そして偶然がもたらすタイミングの妙。
数字や契約書には表れませんが、確かに人生や仕事を大きく動かす要素です。
経営における「目に見えない力」
会社を経営していると、どうしても売上や利益、在庫回転率といった数字に目が行きがちです。
もちろん数字は大事です。しかし、数字の裏側には必ず「見えない力」が働いています。
たとえば、
- 取引先からの思わぬ紹介で新規案件が生まれる
- 金融機関が信頼してくれたおかげで、資金調達がスムーズに進む
- 苦しい時期に社員や取引先が「この会社を支えよう」と踏みとどまってくれる
こうした出来事は、決算書には直接は載りませんが、経営の土台を形作る大切な資産です。
「見えない力」は一朝一夕では育たない
では、この見えない力はどうやって得られるのでしょうか。
答えはシンプルです。日々の誠実な行動の積み重ねです。
- 約束を守る
- 小さなことでも感謝を伝える
- 自分から相手を助ける
- 利益にならない時でも誠意を尽くす
こうした当たり前のことを、長年にわたって続けることが、信頼という「見えない資産」を築きます。
数字に現れない力が、やがて数字を動かす
面白いのは、この「見えない力」が、最終的には数字にも影響を与えるということです。
例えば、信頼関係があるからこそ紹介が増え、売上が伸びます。
社員との関係性が良ければ離職率が下がり、採用コストが減ります。
銀行との信頼があれば、新規投資の資金調達が迅速に進みます。
つまり、短期的には数値化できない要素が、長期的には経営の成否を分けるのです。
「しっかり働く」とは何か
鈴木宗男さんの「しっかり働きたい」という言葉には、単なる労働量以上の意味があります。
誠実に、地道に、そして周囲への感謝を忘れずに働く。
その姿勢こそが、見えない力をさらに強くします。
経営者も同じです。
日々の行動が未来のご縁をつくり、そのご縁が会社を守り、成長させます。
おわりに
数字だけで経営を見ていると、目に見えない力の存在を軽視してしまいがちです。
しかし、長く会社を続けてきた経営者ほど、この力の大きさを実感しているはずです。
今日、あなたが交わす一言の挨拶、感謝のメール、何気ない心配り。
それらはすぐには結果にならなくても、数年後に大きな成果として返ってくるかもしれません。
「目に見えない力により生かされている」――だからこそ、誠実に働く。
この姿勢が、会社の未来を確かなものにします。