こんにちは。行政書士・1級FP技能士・財務コンサルタントの本間です。
小規模事業者持続化補助金の申請では、「様式4(事業支援計画書)」の段階でつまずく方が非常に多いと感じています。
実際、
- どのタイミングで依頼すればよいのか
- gBizID入力とどちらが先なのか
- Wordドラフトを見てもらえるのか
など、手続き面で戸惑う声を多く聞きます。
この記事では、初めて申請される方でも迷わないよう、様式4の役割・発行依頼・締切までを丁寧に解説します。
この記事でわかること
- 様式4(事業支援計画書)の基本的な意味
- gBizIDでの申請との関係
- 商工会議所への発行依頼の仕方
- ドラフト提出の可否(建付けと実務の違い)
- 発行依頼の締切と注意点
様式4(事業支援計画書)とは?
様式4は、商工会・商工会議所が発行する「事業支援計画書」です。
主な役割は2つです。
◆ 役割① 商工会議所が内容を確認した証明
申請者の作成した様式2(経営計画)と様式3(補助事業計画)を確認し、
「この事業者の取り組みを支援する」という立場を示すものです。
◆ 役割② 申請システム上の必須添付書類
gBizIDによる電子申請では、様式4を添付しないと送信が完了しません。
つまり様式4は、
申請そのものを成立させるための“通行証”
といえます。
様式4が必要になるタイミング
公募要領では次のように書かれています。
「電子申請システムに各書類を入力した後、様式4の発行依頼を行う」
しかし、実務では この順番が変わる場合があります。
公募要領と、実務で見られる流れの違い
ここは多くの方が混乱するポイントです。
制度上の建付けと、現場の運用が異なることがあるためです。
(A)公募要領上の建付け(公式の流れ)
- gBizIDに計画内容を入力
- 様式4の発行依頼
- 商工会議所が内容確認
- 様式4をPDFで受領
- gBizIDで申請送信
これは“公式のルール”として示されている流れです。
(B)実務で見られる運用(ドラフト先行型)
一部の商工会議所では、次の流れで進む場合があります。
- WordやPDFのドラフトを提出
- 商工会議所が内容を確認
- 必要に応じて助言
- PDF形式の様式4を発行
- gBizIDに入力し、様式4を添付して申請
なぜこの流れが存在するのかというと、
締切までに内容確認を終えるため、事前にドラフトで確認する運用を行う商工会議所があるためです。
どちらの方式になるかは地域や担当者によって異なるため、
最初に自分の地域の商工会議所へ確認するのが確実です。
様式4発行依頼の締切に注意(締切後は依頼不可)
もっとも避けたいミスは「締切日に気づかなかった」です。
小規模事業者持続化補助金では、
申請期限の約10日前に様式4の発行依頼締切が設けられています。
(例:第18回申請の場合)
- 様式4発行依頼締切:2025年11月18日(月)
- gBizID申請締切:2025年11月28日(金)17時
この締切を過ぎると、いかなる理由でも発行依頼はできません。
商工会議所はこの期間に内容確認やPDF発行処理を行うため、
締切後の提出は形式不備となり、申請が成立しません。
様式4発行依頼の具体的な進め方
ここでは「ドラフト先行型の運用が採られている場合」の流れを紹介します。
(※実際の流れは各商工会議所にご確認ください)
① Word/PDFでドラフトを作成
様式2・3に沿って計画内容を文章化します。
正式書式に似せたレイアウトにしておくと理解が進みやすいです。
② 商工会議所へ提出(メール送付でOK)
メールは次のような簡単な文面で十分です。
件名:様式4発行のお願い
本文:申請ドラフトを添付いたしますので、ご確認のうえ発行をお願いいたします。
③ 商工会議所が内容確認
計画内容を読み、必要に応じて助言が入ります。
④ PDF形式で様式4が発行される
PDFで発行されます。押印等はありません。
⑤ gBizID入力 → 様式4添付 → 送信
様式4がないと送信できないため、必ず添付します。
まとめ
- 様式4は“申請を成立させるための必須書類”。添付しないと送信不可
- 発行依頼の締切は申請の約10日前。過ぎたら依頼できない
- 公募要領と実務の流れが違う場合があるので、早めに地域の商工会議所へ確認することが重要
まずは「締切を守って、様式4を確実に入手すること」が最優先です。
そして、様式4が発行された後、
「計画書そのものの質を高めるステップ」が始まります。
それはまた別記事で。
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