はじめに:様式4が出ても“通らない”のはなぜ?
「商工会議所で支援を受けたのに、落ちた…」
こんな悔しい思いをされていませんか?
実際、様式4※が発行されても採択率は平均4〜5割。
※ 商工会議所が「この事業者の計画内容を確認し、支援します」と証明する書類
不採択の理由は、「内容の薄さ」ではなく“伝わり方”の弱さにあります。
審査員は限られた時間で、大量の計画書を読みます。
だからこそ、「読む人の頭の中で整理される構成」になっているかが勝負。
この記事では、審査員が見ている観点を30項目のチェックリストに整理。
さらに、専門家のサポートを入れることでどう変わるかも解説します。
この記事でわかること
- 商工会議所の様式4が出ても不採択になる本当の理由
- 審査員が数分で判断している3つの評価ポイント(有効性・実現可能性・経費妥当性)
- 採択率を上げるための30項目チェックリスト(ダウンロード不要でそのまま使える)
- 自社の計画書の「弱点」を見える化し、どこを直せば伝わる書類になるかがわかる
- 専門家にチェックを依頼することで、採択の可能性を高める方法
審査員が見ている3つの柱
| 柱 | 内容 | 意味するところ |
|---|---|---|
| ① 有効性 | 取組が具体的・独自的か | 「なるほど」と思わせる内容か |
| ② 実現可能性 | 計画が現実的か | できそう・続きそうか |
| ③ 経費妥当性 | 効果に対して費用が適正か | お金の使い方に納得できるか |
審査員はこの3つを数分で判断します。
つまり「熱意」だけでは通らず、ロジカルに伝える力が求められます。
ここは、専門家が得意とする部分でもあります。
採択率を上げる30項目チェックリスト
Ⅰ.構成・一貫性
- 事業タイトルで内容が伝わる
- 「目的」が冒頭で明確
- 課題→対応策→効果の流れが自然
- ターゲット・市場が具体的
- 「強み・特徴」が他社比較で説明されている
Ⅱ.市場・顧客分析
- 顧客ニーズを自社事例や数字で示している
- 市場環境(物価・需要変化)に触れている
- 地域性(○○市など)に即した説明がある
- 競合との差別化が明確
- 顧客獲得ルート(来店・紹介・Webなど)が整理されている
Ⅲ.補助事業内容
- 取組内容が「誰が」「何を」「いつ」するかまで書かれている
- 経費科目との対応関係が分かる
- 実施スケジュールが時系列で整理されている
- 外注先・制作先の選定理由がある
- 実施場所・対象地域が具体的
Ⅳ.数値計画・効果
- 売上・来店数などの目標値がある
- 目標の根拠(単価×件数など)を説明している
- 効果が定量・定性の両面で書かれている
- 効果が地域や顧客にも波及する形で書かれている
- 補助事業後の展開・持続性に触れている
Ⅴ.経費の妥当性
- 経費が目的に直結している
- 高額項目に選定理由がある
- 経費配分のバランスが取れている
- 広報費・設備費などの使い道が「販路開拓」につながる説明になっている
- 見積書と本文の整合性が取れている
Ⅵ.信頼性・実現性・加点要素
- 自社の体制・実績に触れている
- 資金調達・資金繰りに無理がない
- 加点項目(事業環境変化・賃上げ・インボイスなど)の説明が具体的
- 計画の背景や課題が、客観的な根拠(データ・実績)で説明されている
- すべての様式で数字・名称・期間が一致している
チェックリストの使い方
Word原稿を開き、上記30項目に 「✔」「△」「×」をつけてみましょう。
- ✔=できている
- △=やや弱い
- ×=抜けている
✔が25項目以上なら採択圏内。
20未満なら構成を見直す必要があります。
特に、「課題⇔対策⇔効果の流れ」と「数値の根拠」が弱い場合、第三者の目線=専門家のレビューを入れると一気に改善します。
自分では気付かない“論理の抜け”や“表現の曖昧さ”を補ってもらうことで、読み手に刺さる計画書に仕上がります。
よくあるNGパターン5つ
- 抽象的な表現(例:「お客様満足度を高める」だけ)
- 経費と内容の整合性が取れていない
- 成果が「なんとなく良くなる」レベルで止まっている
- 加点項目をチェックしたのに本文で触れていない
- 全体が“作文調”で、数字・行動が見えない
こうしたNGパターンは、専門家と一緒に見直すと驚くほど減ります。
特に「客観的に読んだらどう見えるか」を第三者が確認する工程は、採択率を上げるうえで欠かせません。
まとめ:採択は「書き方」次第
補助金の審査は、熱意ではなく「伝わる構成と根拠」で決まります。
どんなに良い取組でも、書類で伝わらなければ評価されません。
自力で申請書を作るのも大切ですが、最終チェックに専門家の視点を入れることで、
「落ちる書類」から「通る書類」へと変わります。
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